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2024.02.05

VM4型レヴォーグのアイサイト一時停止

VM4 A型レヴォーグにお乗りのお客様が、アイサイト一時停止が点いたままで復帰しないということで入庫されました。

早速SUBARU用診断機を繋いでみたのですが、アイサイトの項目にダイアグコードは入っていません。

とりあえず、車両に入っている全てのダイアグコードも消去しましたが改善なし…


アイサイトが一時停止している原因を見るために、キャンセルコードという項目を確認できるのですがそこには

EPS協調制御中断

というコードがたくさん入っていました。


電動パワーステアリングとアイサイトの協調制御がうまくいっていないということなので

試走をさせて頂きましたがハンドルが左に傾いており、車も左の方向に流れていくような状態でした。

検査ラインでサイドスリップも測定すると基準値より大幅に逸脱、

リフトに上げてみた所左右のロアアームのブッシュが痛んでおりガタがでている状態でした。


原因はまさにこのガタ、お客様にお伝えし部品の交換を行いました。


交換完了後は、アライメントの調整・中立点の学習・実際に走行させての学習を実施し

無事にアイサイト一時停止は点灯しなくなりました。

実際に走行をさせての学習条件は、以下の内容です。

1.車速は45km/h~100km/hの範囲で行う。

2.先行車との距離は40m以上開ける、もしくは先行車がいない状況で行う。

3.左右の白線がはっきり判る直線区間が多い道路で行う。(自動車専用道も可)

4.診断機を接続し、パラメータが基準値内となっているかを確認しながら行う。

5.以上の条件で累積15分以上走行する。


実際にパラメータを確認しながら走行しましたが、自動車専用道の出水IC~阿久根IC間では学習はあまり進みませんでした。

一番学習が進んだのは、国道三号線のこの区間ですね。

学習で大事なのは「直線・はっきりした白線」なのかなぁと思います。

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